第五地区においても、子どもたちをとりまく環境が抱える課題は複雑化しています。学校が推進している教育改革や第五地区コミュティ推進委員会が目指している新しいコミュニティの在り方の視点からも学校と地域の連携・協業の重要性が大きく増してきていると言えます。地域ぐるみで子どもたちの確かな学びや豊かな成長を支えるコミュニティスクールが確立できるよう地域住民の皆様の様々な分野での参画を期待しています


第五地区が沼津市のコミュニティスクール指定地区となり期待されること
①教育活動等への参画を通じ、子どもたちとふれあい、これまで学び培ってきたことを生かす機会が得られることで、自己有用感や生きがいにつながる。
②教育活動等への参画を通じ、地域の人が集うことで、学校が社会的つながりを得られる場所になり、地域のよりどころとなる。
③地域のネットワークが形成されることで、地域づくりの輪が広がっていく。
④学校を中心につながった絆は、地域の力を高め、地域の人々に安心と生きがいを与える。
⑤防災・防犯等の観点からも、平素からの学校と地域の人々との関係づくりが地域の安全を守ることにつながる。 

H3 第3回地域学校協働本部会議

令和2年度 第3回 地域学校協働本部会議 議事録
日 時:令和3年2月13日(土)19時~20時20分
場 所:第五地区センター 第1会議室
参加者:12名
オブザーバー:2名
議 事:(発言者名 太字 発言に対する回答 網掛け )
1:本部長挨拶
土曜日のお忙しい時間に集まっていただきありがとうございます。今年はコロナということで何もできませんでした。来年度はコロナ禍であっても、知恵と工夫で有意義な会合にしていきたいと思っています。よろしくお願いします。

2:活動報告
コーディネータより
CS活動を行うにあたり、各委員の皆様には具体的な活動内容を伝達できず、いざやろうとしてもコロナの第2波でなかなかできませんでした。そのような状況の中、以下の内容を実施しました。
・以前から行っている「将棋教室」「科学実験教室」は、感染症対策を万全にし、10月~11月に開催
・新たな試みとして、五中、五小、開北小の校舎周り及びグラウンドの美化活動を実施、各校のPTAも巻き込んだ
・直近では、1/14からスタートしたたではら塾(五中1年生を対象にした数学の補習授業)がある。放課後に地区センターで実施、現在参加生徒は15名
・この活動は、五中から「数学の初歩的なところから教えて欲しい」との要望を受けたもので、保護者の同意も得られている
・しかし、まだまだ我々としてCS活動は模索状態、以前から実施している事業に依存してしまっているところもある
・1/10の「二十歳の集い」において、五中生徒代表によるお祝いメッセージをDVDで上映する予定だったが、式自体が中止になり、上映できなかった。そのため、第五地区コミュニティのHPにアップした
・現在、地域の皆さんにコミュニティ活動を理解してもらうために、HPのPR活動に力をいれている。これは多くの人に、コミュニティ活動に参加してもらいたいという思いによるものである
・11月は五中3年生と保護者に対して防災アンケートを実施したところ、生徒、保護者からも非常に良い反応があった。アンケート結果はHPにアップされているので各自確認してもらいたい
市役所生涯学習課 坂本事務局
コロナ禍で上期は実施できませんでしたが、下期より推進活動にご協力いただきありがとうございます。
・CS活動は学校を良くする活動、協働活動は地域が主体となって行うことから、様々な活動がリンクすることが重要だと認識している
・地域で中学生に学習支援を行っているとのこと、市役所生涯学習課としても、家庭教育に力をいれていることから何か支援できることがあれば協力していきたい
・第五地区は文教地区である。この春からは、キャッスル跡地に「東都大学」が設置されることから、多様性のある交流が期待できる
・現在、コミュニティはHPによる広報活動に力をいれているとのことだが、地域活動を透明化することにより、様々な人達が参加できる体制の土壌づくりになることが期待される
・第五地区の他に大岡地区でもCS活動を今年度より実施しているが、こちらもコロナの影響でなかなか思うような活動ができていない状況である
・そのような中、CSと地区社協が連動して、小中学生が高齢者に対して手紙及びメッセージカードを送ったとの報告がある。これはコロナ禍でなかなか外出ができない高齢者を元気づけるための活動とのことである
・来年度CSは2校区増やす予定。それ以降も準備が整った校区はどんどん実施していく
・コロナ禍は当分続きそうだが、CS活動については、できる範囲でできることをやっていけば良いのではないかと認識している
教育学習部
・コーディネーターからも報告があった「たてはら塾」だが、1/14から開催、2/8までに計4回実施した
・内容は数学の補習、放課後に地区センターで開催した
・生徒はわからないとすぐに手をあげてくれる。生活に関わる問題を出題したり、お金にたとえて「正の項、負の項」の計算方法を指導したり(と夫を)している

3:第3回学校運営協議会報告
ディレクターより
・2/10開北小学校において第3回学校運営協議会が開催された。内容は大きく分けて以下の3項目
(1)「第五校区学校評価アンケート」集計結果
・3つの姿勢「心づくり」「学びづくり」「健康づくり」に対する達成度を確認
(2)「新学習指導要領について」
・ポイントは生きる力の育成(3つの柱)
 ①何を理解しているか
 ②理解していることをどう使うか
 ③どのように社会と関わり、よりよい人生を送るか
・GIGAスクール構想も重要になってくる
(3)「令和3年度三校グランドデザイン」の草案の確認
コーディネーター
・世の中は急速に変化している。委員の皆様には今の話もどこか心に留めておいてもらいたい

4:これからの活動内容において協議
コーディネーターより
・令和5年、文部科学省の指導のもとに部活動を地域の人間に委ねようという動きがある。目的は教員の負担を減らすため
・指導者の身分保障など様々な弊害が予測されるが、それでもクリアしていこうという動きがある
・まさに今、過渡期の状況だが、体育振興担当の中嶋氏・杉山氏においては、そのような情勢であることを念頭においてもらいたい 

5:令和3年度 主なCS活
コーディネーターより
(5月~11月に予定されているCS活動計画の説明があった)
・8月の交流会においては、小・中学生に対しOBや地域の人々から第五校区の良さを伝えてもらいたい。誰でも気軽に参加できる緩やかなものにしたい
・11/3のふれあい祭りは、従来やっていたお祭り的なことから脱却するため、タイトルのネーミング変更を検討中。新たなコンセプトとして地域の企業、学校、自治会の特徴を発信するイベントにしたい
その他の意見
地域振興担当
・コミュニティの男女共同参画部会において、3年前から男女共同の視点を取り入れた避難所作りの計画をしている。来年度9月の防災訓練において、小・中学生を交えたものに考えていきたい
・男女だけでなく、障がい者や外国人なども取り込んでいきたい
・そうすれば溝江ディレクターから説明のあった「三校グランドデザイン」の人権教育にリンクするのではないか?
自主防災部
・自主防災部としても、来年度9月の防災訓練にむけて準備を進めている
・男女共同の視点を取り入れた避難所作り、及び小・中学生に対する人権教育の話があったが、防災部としても協力できるところは協力していきたい
教育学習部
・学校から地域への要望がどの程度あるのか、随時把握していくことは需要である
・現在実施している蓼原塾は非常に良い取り組みであると思う
・私は過去、金岡中において、3学期に3年生の受験対策の一貫として模擬面接官をしたことがある。第五においても、来年度に取り組んでみたらいかがかと考えている
体育振興
・先程、令和5年度に部活動は地域に委ねられるとの話がでているが、委ねられなかったらどうなるのだろうか?
・私の情報では部活動は廃止になると聞いている。部活動がなくなったら受け皿として地域スポーツクラブを作る必要があるのでは?
・しかし、地域としては身分保障や場所の確保がないとなかなか難しいのでは?
回 答
ディレクター
今後の部活動のあり方については、来年度の学校運営協議会において確認する
体育振興
・私の子供は中学3年生と小学5年生だが、保護者は現在、学校の様子が全くわからない
・保護者が学校に行く機会がないので、家庭と教員とのコミュニケーション、情報交換が全く取れていない
・私は元PTA会長なので、様々な保護者から学校のことを聞かれるも答えられず、困惑している
・様々な活動をしていく中で、今年度は教員の意見が多かったのでは?
コーディネーター
・CS活動は、PTAの仕事だと発言する人もいるが、PTAも地域の人間である
・現在、学校がおかれている状況を考えたら、地域と学校が二人三脚で行い、透明性を高めて「見える化」していくことが重要なのではと考えている

6令和3年度 地域学校共同本部 会議スケジュール
コーディネーター
(令和3年度の会議スケジュールについて連絡があった)
・本日をもって今年度の会議は終了、新年度になる次回は4月21日(水)19時~第五地区センターにて開催予定

7:副部長終了の言葉
コロナ禍という困難な状況にあっても知恵と夫で活動を実践した部もあり、また、活動自体はできなくても、コロナ収束後に向けた準備を着々と進めている所もありました。今年度の成果と課題の発表やそれに対するご意見が多く出されましたが、これらを最大限生かすべく、焦らず確実に準備を重ねていきましょう。

五小花壇草取り・花苗植付け

 11月7日(土)、地域学校協働本部の溝江ディレクターさんと杉山元PTA会長さんの呼びかけで第五小学校の花壇およびその周辺の草取りと花苗などの植付けを行いました。これは、第五小学校の運動会を一週間後に控え、コロナ禍で花壇周りの雑草取りに十分手が回らない学校職員のために、少しでも援助できればと地域の児童と保護者、PTA会員、第五地区コミュニティ推進委員などが参加して実施されました。子どもたちは「ミミズがいたよ」「コオロギもいたよ」「草をとると気持ちがいいね」などつぶやきながら笑顔で作業を進めていました。、また、花苗や球根の植付けは最初不安な様子でしたが、大人の植付けの様子を観察しつつ自分で考え・工夫して植付けの穴の深さや植付け後の土の押さえ付けなど上手にこなしていました。活動に参加くださった田中校長先生と渥美教頭先生と近しくお話しする機会を持てたこともとてもよかったと思っています。可憐な白いノースポールの花に囲まれたスイセンの球根が来年の1月ころ、春を告げる黄色い花びらが咲くのが楽しみです。この活動はコミュニティスクール活動の一環として、開北小学校・第五中学校でも同様に実施されました。朝9時から2時間ほどの活動でしたが、参加されたすべての皆さん本当にご苦労様でした。

学校運営協議会と地域学校協働本部の概念図

取組み 2月4日(火)

第五中学校への協力・支援

 2月4日(火)、1年生の進路指導で、「職業講話」の授業がありました。第五地区コミュニティでは、講師として地域で活躍されている様々な職業の方9名を紹介させてもらいました。第五コミュニティとしては生徒に「その仕事に就いた理由や動機、仕事に就くための条件ややりがい」などの講話を聴いてもらうことで、地元の人とのつながりを通して自分の夢や適性、また進路を見つけて欲しいという願いが込められています。

 

取組み 1月31日(金)

沼津視覚特別支援学校への協力・支援

 高等部の生徒さんたちに、実習場所として第五地区センター会議室を提供し、被施術者として、当日、太極拳の活動をされている方々を紹介。また、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」等の指定研修へ地域の方とともに積極的に参加させてもらいました。

コミュニティスクール(子ども居場所づくり)


取組み 2月16日(日)
もちつき大会


取組み 12月15日(日)
ケーキ作り教室


取組み 11月17日(日)
ものづくり教室

取組み 10月27日(日)
こどもスポーツ大会

取組み 8月18日/9月29 日
将棋教室


取組み 第五中学校生対象
防災スクール